iOS7向けのHIGが日本語で出てきた。
と、通っぽく書いてみたが、最近まで「どいつもこいつもHIG、HIG」みたいな感じで、何を指しているのかすらわかってなかった。
ようやく、iOS(だけか知らんが)のHuman Interface Guidelineを指すことがわかった。
せっかくiPad miniを持ってることだし、知っていて損もないだろうから、勉強がてら書いていこう。
iOS7向けの設計 (1)
まず、この章から始まっている。
- 控えめであること
- 明瞭であること
- 奥行きを与えること
これが基本方針らしい。
ふむ、コンセプトを決めて、あとはそれに沿って肉付けをしていくのだな。
ここで標準の(だと思う)天気アプリの違いをスクリーンショットで見せているのだが、うーん・・・。
iOS7の方は空色の背景に白文字なので、読みづらい。
iOS6の方が、黒っぽい背景色になっているので「明瞭」と感じた。
まあ、その辺の説明も読み進めると書いてあるんだろう。
内容を尊重する
- 画面全体を有効に活用する
- 質感や本物らしさを考え直す
- 半透明なUI要素を使って、奥に何があるか見えるようにする
ここでいう「内容」とは、「ユーザが扱う情報内容」を指している。
日本語としては「ユーザが見たい情報」ということにもなるのかしら。
天気アプリの説明が1つ出てきた。
さっき「空色の背景」と書いたのは、実は「現在の天気情報」なのだ。
既存概念に私が凝り固まっているためか、あれが天気を表しているとはわからんかった。
主観的なものだと思うが、私にとってはわかりづらかった。
まあ、これは日本の天気予報番組の影響が大きいかもしれない。
天気というのは「アイコンで表すもの」というイメージが私にはあるのだ。
画像で表されると、なんだかわからなくなってしまう。
そんなわけで、天気アプリだと正当に評価できないような気がするので、そこについては触れないようにしよう。
(ちなみに「画面全体を有効に」は、背景に天気の画像を出していることを指している。)
もう1つの「質感や本物らしさを考え直す」は興味深い。
特に「考え直す」というところ。
「今までそう思ってたかもしれないけど、ほんとにそう?」というわけだ。
例で書いているのは「ベゼル、グラデーション、ドロップシャドー」で、多用すると重たくなってしまう、とのこと。
ベゼルは「枠」らしい・・・が、よくわからん。
ボタンとかを枠で囲むけど、ああいうやつか?
私としては、領域がはっきりしている方が安心するのだが、それが「考え直す」要素なのかもしれん。
というのも、私の世代だと、最初に見たウィンドウシステムが「Windows 3.0A」という人がまあまあいるんじゃなかろうかと思う。
いや、Lotus 1-2-3とかのメニューかもしれない。
基本的に8色くらいで、あまりごてごてしてない画面だけど、ウィンドウっぽくしてあるようなやつだ。
あれがすり込まれていて、現代の人々のニーズに合っていないという可能性は否定できん。
ただ、3番目の「半透明」は、肌に合わない。
半透明とかしたら、HWがやってくれたとしても描画速度落ちるやん、とか考えてしまう。
・・・そこがだめなのか?
でも、描画速度うんぬんよりも、磨りガラスっぽいのが苦手なのもある。
見えるなら見える! 見えないなら見えない!
はっきりしてほしいのだ。
まあ、そういうデジタルっぽい考えの人達ばかりがデザインしているからこんな世界になっちまって・・・ということを主張しているのかもしれない。
と、なるべく善意的にとらえながら読み進めてみた。
もちろん、まだまだ長いのだが、こんな感じで読んでいこう。
相手の言うことをそのまま鵜呑みにする必要もないし、無条件に反発することもなかろう。
私は、輪郭がきれいに見えるフォントよりも、ピクセルフォントのようにきっちり見える方を好む性格なので、デザインについてもそういう見方になっている。
(だって、ぼやっとしたものって、目が疲れるやん・・・)
まあ、新しい主流のデザインは、そういうのができる人に任せればいいや。
私の役目としては、「いやいや、最近はこんなのが流行ってるんですよ」と、流れに竿を差すようなことを言うことなんだろうね。
そう思って、ここを読み始めたってところだ。
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