さて、docker本体のことをやっていこう。
あれからちょっと本を読んで勉強したのだが、私は「まずDockerfileから!」と思っていたのだが、コマンドラインからでもできるけどいちいち面倒だからDockerfileにする、という感じなのだな。
まあ、そういう意味ではDockerfileから始めるのも間違いではないのか。
今回はこういうバージョンで進めます。
$ docker --version
Docker version 20.10.7, build 20.10.7-0ubuntu1~20.04.2
基本に忠実にいこう。
というよりも、本家のドキュメントが一番わかりやすい気がする。
Docker overview | Docker Documentation
https://docs.docker.com/get-started/overview/
Docker objectsのところに動かし方の例が載っていた。 "docker run" でいろいろやってくれるそうだ
$ docker rm `docker ps -qa`
$ docker rmi `docker images -qa`
$ docker run -i -t ubuntu /bin/bash
Unable to find image 'ubuntu:latest' locally
latest: Pulling from library/ubuntu
7b1a6ab2e44d: Pull complete
Digest: sha256:626ffe58f6e7566e00254b638eb7e0f3b11d4da9675088f4781a50ae288f3322
Status: Downloaded newer image for ubuntu:latest
root@972d70ba7c5b:/#
最初の2コマンドは、残っていたコンテナやイメージを全部消したかっただけだ。
3つめのコマンドがサイトに書いてあった例である。
Dockerfile がなくても使えるのだが、引数が多くなると面倒だから Dockerfileにしよう、というところだろう。
コンテナはメインプロセス?が終了すると実行が終わると言うことだった(本に書いてあった)。
ここでは /bin/bash がそれに当たる。シェルだからユーザが何もしないと生き続ける。 exit などで終了するとコンテナも終了する。
root@972d70ba7c5b:/# exit
exit
$ docker ps
CONTAINER ID IMAGE COMMAND CREATED STATUS PORTS NAMES
$ docker ps -a
CONTAINER ID IMAGE COMMAND CREATED STATUS PORTS NAMES
972d70ba7c5b ubuntu "/bin/bash" 14 minutes ago Exited (0) 27 seconds ago kind_austin
docker ps は結果が長くなって折り返して見づらいのだが、STATUS が Exited になっていることがわかる。
docker runのオプション
-i ... Keep STDIN open even if not attached
-t ... Allocate a pseudo-TTY
シェルを動かしているから、ターミナルを動かさないといかんし、入力させるから STDIN を開いたままにしないといかんし、ということかな。
イメージを自分で作るのはいずれやるとして、コマンドラインの使い方を覚えるのが面倒そうだから Dockerfile の書き方を先に調べよう。
Best practices for writing Dockerfiles | Docker Documentation
https://docs.docker.com/develop/develop-images/dockerfile_best-practices/
Dockerfile はイメージを自動的にビルドするためのテキストファイルと書いてあるので、実行を簡単にするものではない?
でも「contains all commands」と書いてあるので、なんとかなるのか?
$ cat Dockerfile
FROM ubuntu:20.04
CMD /bin/bash
こんな Dockerfileを作った。
CMD と RUN の違いがよくわからんが、RUN が事前準備で CMD が実行するメインプロセスだと思う。
$ docker build -t test:v1 .
Sending build context to Docker daemon 2.048kB
Step 1/2 : FROM ubuntu:20.04
20.04: Pulling from library/ubuntu
7b1a6ab2e44d: Pull complete
Digest: sha256:626ffe58f6e7566e00254b638eb7e0f3b11d4da9675088f4781a50ae288f3322
Status: Downloaded newer image for ubuntu:20.04
---> ba6acccedd29
Step 2/2 : CMD /bin/bash
---> Running in 4500cd01b011
Removing intermediate container 4500cd01b011
---> b3180f0f44d8
Successfully built b3180f0f44d8
Successfully tagged test:v1
これで終わりだ。
CMD で書いたものが実行されたりはしていない・・・? いや Step 2/2 でやろうとしているな。
サンプル通りにやってみよう。
$ cat Dockerfile
FROM ubuntu:20.04
COPY /hello.txt /
RUN cat /hello.txt$ cat hello.txt
Hello, World!
hello.txt はあらかじめカレントディレクトリに作ってある。
$ docker build -t test:v1 .
Sending build context to Docker daemon 3.072kB
Step 1/3 : FROM ubuntu:20.04
---> ba6acccedd29
Step 2/3 : COPY /hello.txt /
---> cbc39019824a
Step 3/3 : RUN cat /hello.txt
---> Running in 178ad7dff873
Hello, World!
Removing intermediate container 178ad7dff873
---> b66dc3af8f2a
Successfully built b66dc3af8f2a
Successfully tagged test:v1
おお、実行されているではないか!
シェルはちょっと特殊だと思うから、なんかオプションがあったような気もする。
docker run したのと違い、これで実行すると docker images で test というリポジトリが見えた。
$ docker images
REPOSITORY TAG IMAGE ID CREATED SIZE
test v1 b66dc3af8f2a 14 minutes ago 72.8MB
< none> <none> 9cdcb8314e60 16 minutes ago 72.8MB
< none> <none> b3180f0f44d8 20 minutes ago 72.8MB
ubuntu 20.04 ba6acccedd29 4 days ago 72.8MB
イメージを自動的に作るという、あれだろう。
サイズが全部同じなのは、これらは ubuntu という layer の上に全部載っかってるからということでよいのかな?
わからん。
まず、簡単に分かることからやろう。
さっきは RUN で cat したが、 CMD でもいいんじゃなかろうか。
$ docker build -t test:v1 .
Sending build context to Docker daemon 3.072kB
Step 1/3 : FROM ubuntu:20.04
20.04: Pulling from library/ubuntu
7b1a6ab2e44d: Pull complete
Digest: sha256:626ffe58f6e7566e00254b638eb7e0f3b11d4da9675088f4781a50ae288f3322
Status: Downloaded newer image for ubuntu:20.04
---> ba6acccedd29
Step 2/3 : COPY /hello.txt /
---> 4522c706bb17
Step 3/3 : CMD cat /hello.txt
---> Running in e50e77c5baa6
Removing intermediate container e50e77c5baa6
---> e71d4d3c2fe5
Successfully built e71d4d3c2fe5
Successfully tagged test:v1
うーん、Running と出力されているので、動いていないことは無いのだと思う。
こちら側の標準出力に出力させる理由がなかったとかだろうか。
RUN
https://docs.docker.com/engine/reference/builder/#run
RUN命令は、現在のイメージの上にある新しいレイヤーでコマンドを実行し、結果をコミットします。CMD
https://docs.docker.com/engine/reference/builder/#cmd
CMDの主な目的は、実行中のコンテナーにデフォルトを提供することです。
CMDのデフォルトは、上で書いたメインプロセスと同じ意味だろう。
RUNの「結果をコミットします」は、イメージを作るときに実行結果もイメージに含めますよ、ということだろう。
$ docker run test:v1
Hello, World!
ほら、動いた。
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