2025/06/28

暗号はなぜサ変動詞ではないのか

 

我ながら唐突ですな。。。

発端は、久々に購入した Interface 2025年8月号 を読んでいたことだった。近所の本屋さんが縮小して置かれなくなったので PDF 購入だ。

特集は「はじめての暗号」。
仕事であんだけ暗号っぽいことを扱っておきながら、いつも不安に思うのでちょうどよかった。

まあ内容は本を読んでもらうとして、「暗号化と復号」という言葉が出てきた。
この手のことを文章に書くと、「復号」は「復号する」で動詞にできるのに、「暗号」は「暗号する」ではなく「暗号化する」と書かざるをえないので、そもそもなんでそうなんだっけ?というのが気になったのだ。

ちょっと違うが、「以下」に対して「以上」があるのに、「未満」に対する言葉が「より大きい」であることも気になっている。
英語だと Less Equal(LE) と Greater Equal(GE)、 Less Than(LT) と Greater Than(GT) になるので、まあ英文だと長いが対称性は取れていると思う。
そうか、私は長いとか短いとかではなく、対になる言葉なのに対称性がないのが気になっていたのか。

 

ともかく、今回は「暗号」が「暗号する」になれない理由みたいなものがあるかを調べたい。

サ行変格活用

まずは「~する」という使い方について。
動詞の活用語尾がサ行で、かつ他によくある活用の「五段活用」「上一段活用」「下一段活用」にならないタイプの活用がサ行変格活用だ。通称、サ変。
これ以外の変格活用はカ行だけみたいだ。

Wikipedia の動詞活用で 6つ(未然形、連用形、終止形、連体形、仮定形、命令形)あるが、なぜか私の記憶では5つしか出てこない。「れ、れ、る、るれ、れよ」みたいな。でも、こういう覚え方をしているということは、たぶん古文の授業だろう。単に記憶間違いか。

変化するのは活用語尾なので、つまり動詞に関わる用語ということになる。
だから、サ行変格活用するのは動詞で、その動詞のことを「サ変動詞」 と呼ぶのは自然だろう。

では「サ変名詞」は間違いなのか?
「する」を付けてサ変動詞になるのは、「行動」とか「洗濯」みたいな名詞もあれば、「しっかり」とか「はっきり」のような副詞もある。そういう区別をしたいときに使うのかもしれない。
なんとなくだが、正式な用語ではない気がする。

なお、私が使っている ATOK の動詞登録では登録するのが語幹だけになっているので、登録する種類として「名詞サ変(名詞だけどサ変にもなりますよ)」のような項目になっている(「サ変名詞」ではない)。

サ変にならない名詞

なんでもかんでも名詞がサ変になるわけではない。
今回の「暗号」もそうだ。ちょっと変だが「暗号にする」だと動詞っぽくなるけれども「暗号する」はダメなのだ。書いている私も違和感を覚える。

 

ダメだ、調べても分からんので ChatGPT氏に訊いた。

暗号は行動と結びつけるのが弱い、か。。。
確かに、逆に考えると「復号」だけで復号したデータを指すことはまずないな。
つまり、同じ名詞とはいえ「暗号」↔「復号」という関係性の言葉ではないということだ。 

日本語学的に正しいのかどうかは分からないが、他に調べるつてもないし、内容としては納得したのでよしとしよう。


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