東京観光して疲れているが、ビールを飲みながら書いてみよう。
タグの違いを区別するか否か
まず、これを決めることになるか。
NDEF使えばタグの違いは吸収されるんじゃないの?と思われるかもしれないが、「NDEF」は単にNFC Forumが決めただけのものだから、従う必要などはない。
それに、NFC Forumの内容だけではセキュリティを保てないため、どうしてもタグ独自の機能を持ちいらざるを得ないことになる。
たとえば、nimocaやSuicaみたいなお金が絡むものは、タグ独自の機能を最大限有効に使ってセキュリティを確保しようとしている。
つまりタグ独自の機能を使うので、NFCタグが固定される、という見方になる。
MIFARE ULなどもセキュリティ機能があるので、それを使うなら同じことだ。
じゃあ、タグを読むときにそれぞれ違いを検出して、アクセス方法だけ変えればいいやん、という気もする。
それでいいときもあるだろう。
ただ、速度を重視する場合には、その「違いを検出して切り替える」という時間が命取りになりそうだ。
ほら、SIMにセキュアエレメントを持つ方式のNFCだと日本の交通状況には耐えられない、という記事があったではないか。
まあ、レジとかであれば切り替え時間があっても大丈夫かもね。
NDEFを使ってやる、といった場合でも、各タグに対して動作するような実装を用意しないといかんし、実装をしたらテストせんといかんし、いろいろとコストがかかる。
これをタグ固定にすると、費用を抑えやすくなるだろう。
Androidを使っているとあまり気にしないかもしれないが、自分でNFC R/Wを用意して小さなシステムでやってしまいたい、となると、各タグに対応するという手間を用意するのは自分になる。
(まあ、作ってしまえばいい、といわれるとそれまでだが。。)
使う用途によって、なにかを犠牲にしないといけないという例であった。
こう書いてしまうと、「じゃあT2Tだけ」とか「日本だからT3Tに絞るか」と考えるかもしれないが、それは見方次第である。
Androidみたいにアクセスするプラットフォームが既にあるのなら、T2TだろうとT3Tだろうとそれほど実装の労力はないと思う(テストはそれぞれ行った方がよいだろうが)。
なので、やりたいこと次第で変わる、ということになるだろう。
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