前回の続きにもなるが、iBeaconのadvertisingパケットにはRSSIが載っている。
もちろん、送信側なので「R」じゃないんだけど。
思っていたのは、「RSSIを位置として使うんだったら、詳細な位置情報を計測するしくみを載せてうまいこと送信してやれば、受信側も正確な位置情報がわかるやん」というものだった。
・・・ばかだねー。
iBeaconは、文字通りビーコン動作がメインだ。
ビーコンを出すものがいて、それを受信する方が処理するしくみ。
pingはその逆か。
打って、それに応答があるかどうかを送信する方が処理するしくみ。
(pingを「ぴんぐ」と呼ぶのは少数派か・・・)
電力消費的には、ping方式の方がサービスを受ける側としては少ないはず。
だって、ビーコン方式は定期的に送信して、受信側も受けられるようになっていないと成り立たない。
お店にビーコンがあるなら、電源の確保はしやすいだろうからそれでいいんだろうけどさ。
NFCの挙動が、今まで(FeliCa的?)はサービスを受ける方が受信するしくみだったけど、Androidによってサービスを受ける方が送信するようになった、というものに近いような気がした。
別に、どっちがいい、というわけではなく、状況の変化だろう。
当時の携帯電話は、「携帯電話の電力消費を抑える!」という文化だったと思う。それに合わせてサービスもできていたから、NFCのほうもサービスを提供する方がデータを送信していた(FeliCa Pushが代表的か)。
今は、「スマートホンは電池がすぐに切れるもの」「電力消費が派手でなければスマホにやらせてしまえ」みたいな感じなんだろうと思う。持ってないけど。
オセロがひっくり返ったようなものか。
なので、状況としてはよくなってるように思うのだけど、NFCってあんまりはやってない。
「FeliCa」としては、インフラっぽくなってるので成功かもしれないけど、インフラとして結びついたところしか成功していないような。
NFCをボタンっぽく使うアイデアが最近あったけど、それでもまだ敷居が高いのかな-、と思ってしまう。
というよりも。
iBeaconも含め、近距離という分野が、ユーザになじみにくいのではないか、という心配もある。
WiFiでうごけばいいしー、みたいな。
電子ブックとか購入しても、WiFiだけで終わるから、じゃあそれでいいじゃないか、と。
私のように徒歩通勤で、ご飯も現金で購入したりすると、まあNFCって日常で使わないよね、ということになる。
NFCは技術的に枯れていると思っている。
SecureElementだHCEだといっても、小手先のものという視点だ(あるいは自然の流れというか)。
まあ、そんなことをいえばBTだってWiFiだってとなるけど、NFCは超近距離という使命がある以上、選択肢が少ない。
あるとすれば、通信速度を上げるくらいか。距離を大きくするなら別の技術でいいし。
とかとか。
そういうことを考えた一日であった。
余裕があるって、いいことよね。
0 件のコメント:
コメントを投稿
コメントありがとうございます。
スパムかもしれない、と私が思ったら、
申し訳ないですが勝手に削除することもあります。
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。