私がC/C++を覚えていた頃は、変数名などの名前付け方法に「ハンガリアン記法」というものがあった。
なくなるものではないので、今もあるとは思うが、面倒なのであまり使われていないと思う。
私も、ちゃんと使ったことはない気がするのだが、型を変数名に反映させるなんてやめてくれー、と思っていた。
しかし、だ。
自分でコーディングするときに、型を変数名に反映させている場合があることに気付いた。
boolとポインタだ。
boolの場合は「bFlag」とか「b_flag」とかだし、ポインタは「pData」とか「p_data」とかだ。
もしかすると、これもハンガリアン記法になるんじゃなかろうか。
いや、そもそもハンガリアン記法ってなんなのだろうか?
ハンガリー出身の人が考案者だからハンガリアンなのか。。。
チャールズ・シモニーさんらしいから、チャールジアンとかシモニアンとかでもよかったんじゃなかろうか。
でも、逆ポーランド記法みたいなこともあるし、それはそれでよいのかもしれん。
そして、論文に書いてあった「type」を、データ型として当てはめてしまったので型を反映させるような読まれ方になってしまったが、考案者としては「変数の意味や使用目的」と意図していたそうな。
まあ・・・「type」をそう読み取ってしまったのは、仕方ないよな。。。
それに、私もWikipediaを読んだだけで、原文を当たったわけではない。
だから、本当にそうなのかはわからんが、それっぽいよな。
こちらが、たぶん原文。
Hungarian Notation
なんだ、Microsoftの人だったのか。
表に例があるし、コードもあるのだが、データ型を名前にしている感じはしないな。
Wikipediaには「アプリケーションハンガリアン」と「システムハンガリアン」の2種類があると書かれているが、これは論文に書いてあったものではなく、Microsoftがハンガリアン記法を決めたときに作ったものなのかな。
Wikipediaに書いてあるシステムハンガリアン風の書き方で私が使っているのは、これらだ。
- 論理型(頭にbをつける)
- ポインタ型(頭にpをつける)
- ファイルスコープの変数(頭にmをつける)
- グローバルスコープの変数(頭にgをつける)
- typedefした型(お尻に_tをつける)
最近はC++を使ってないので、classを作ったらどうするかはよくわからん。
大文字で始める、くらいのルールにしそうな気がする。
ファイルスコープのポインタ型、みたいな合わせ技もあるのだが、それは「mpData」みたいな書き方にしている。
引数は大文字で始まり、スタック変数は大文字を使わない、というルールにしているつもりなのだが、あんまり守ってない。。。
Dataとdataとか、pDataとp_dataとか。
なるべく守ろうとするのだが、1つの関数を書いていて大きくなりすぎてしまったからstatic関数に分ける、なんてことをやってしまうと、変数として小文字を使っているので、関数の仮引数を大文字にしてしまうと面倒になるので放置、ということがしばしば。
ああ、そういうのが変なるールを作ったことによるコストなのだよな。。。
プロジェクトだと、ある程度コーディング規約を決めないとバラバラになりすぎるのだけど、ぎちぎちにしてしまうとコーディング自体が楽しくなくなるので、難しいところだ。
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