先週くらいからFeliCa Linkを扱いだしている。
Lite-Sモードとか、Plugモードとか、いろいろある。
インターフェースがI2Cになったこともあり、扱いはやりやすい。
よいことだ。
その中で、というか、以前からというか、NFCの中で扱いに迷っているのが、NFC-DEPだ。
大ざっぱに言えば、以前からある大きめのデータ転送がISO-DEPで、そこからちょっと新しく加わったのがNFC-DEP。
いや、それも大ざっぱに表現できてないな。
いま流行り(?)のHCE、特にAndroidのHCEは、Type-Aベースだ。
Type-Aのうち、ISO/IEC-7816を使っていて、そのDEPがISO-DEP(名称をまちまちで書いているのは我慢しておくれ)。
海外のMIFARE DESFireとかはISO/IEC-7816ベース(メモリの使い方)、かつISO/IEC-14443のType-Aベース(無線)。
AndroidのHCEは、ISO/IEC7816 + 14443、というところだろう。
端末同士でInitiatorとTargetの役割が確定していない場合は、DEPのように役割を動的に決めるしくみがいるだろう。
しかしpaymentの場合、お金を要求する方がInitiator、お金を払う方がTargetという役割は変わらないだろう。
だから、DEPを拡張させるのではなく、CardEmulationを拡張させる方向になったのだろう。
じゃあ、今のNFC-DEP(=LLCP=SNEP)でやってるところも、「お金」を「コンテンツ」と言い換えれば、別にDEPでやらなくても対応できそうに思う。
NFC-DEPはやることの内容からすると、実装コストが高いように思っている。
そんなわけで、NFC-DEPの実装はやめておこうかと思っていたけど、気になるレジスタがあったので、ちょっと迷っている。
誰か、もうちょっとFeliCa Linkで遊んでいる人がいるといいんだけどなぁ。
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