とりあえず、nRF51 SDK v7.2.0のexamplesを、自分の環境でビルドできるようにしよう。
なお、今回はWindows 7 Pro Sp1 (64bit)でやっている。
長年使っているので、あれこれインストールされている。少なくとも、SDK v6でビルドできるようなものはインストールされている。
ビルドするのは、examples/ble_peripheral/ble_app_hrsだ。
makefileは、pca10028のものを使おう。
まず、Makefile.windowsの書き換え。
SDKv7では、components/toolchain/gcc/Makefile.windowsにある。
中身は、SDKv6のときと同じ内容でよさそうだ。
これでmakeしてみると・・・完了した。
えっ、これだけ??
ま、まあ今回はnRF51422用だったから、うちでは動作確認させることができないしね。
・・・さすがにこれだけだとあんまりなので、v6とv7のble_app_hrsを比較した感想も書いておこう。
v6までは、エラーなどの状態をLEDで表すためにnrf_gpio_pin_xxx()を埋め込んでいたけど、v7ではbsp_indication_set()という関数を用意しているようだ。
v7には、DFUのことが実装されている。
Device Firmware Updateの略のようだ。
SoftDevice7から使えるようになったとは聞いていたが、まだ未確認なので動かしてみたいものだ。
やはり、無線の小物を仕事で作っていると、とにかく問題になるのがアップデートについてだ。
昔はmask ROMで安価にして、その代わりアップデートもできないというのが普通だった。
それじゃやっぱりねぇ、ということでFLASHになって有線で書き換えができるようになってきた。
でもカエサルのものは、というわけではないが、無線通信するものは無線で書き換えできた方がよいよね、ということでAIRでのDFUがサポートされてるんじゃないかと思っている。
あと、v7にはボタンの初期化がないね。
ble_stack_init()もなくなって、代わりにbsp_init()が呼ばれているようだ。
bsp(Board Support Package)は、examples/bsp/に入っている。
boards.hもここにあるので、自分のボード用に書き換えることになるだろう。
そんな感じで、ちょこちょこと変わってはいるものの、SoftDeviceが変わったわけでもないので、基本的にやれることは同じだ。
そう恐れることはないんじゃなかろうかね。
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