2011/07/17

RC-S370用の簡易ドライバ

ドライバって位置はWinUSBやlibusbが担っているけど、各種デバイスにアクセスする方法まで提供するのがドライバだ、ということになれば、今回作成したものもドライバと呼んでよかろう。

作ったのは、うちにあるPaSoRiのRC-S370にアクセスするドライバ。
アクセスするといっても、できるのは読み書きだけ。
しかも、カードへの読み書きではなくRC-S370への読み書き。

git://github.com/hirokuma/librcs370.git

つくりは至ってシンプル。
libusbでオープンした後は、バルク転送しているだけ。
土管だ。

PaSoRiってドライバを作ってはいけない、とかいう規定があったらいかんと思って取扱説明書を読んだけど、なかった。
よかったよかった。
業務用途で使えない、なんていうことは書かれてたけどね。

さて、なんでこんな土管を作ったかというと、RC-S620/Sと同じようにアクセスしたいからだ。
小さいシステムではUSBなんか用意できないからRC-S620/Sみたいなものがいいんだけど、AndroidだとUSBポートが使えるのでPaSoRiで十分だ。

Androidではlibusb-1.0系が入る準備ができている。
git://android.git.kernel.org/platform/external/libusb.git

以前はlibpafeを使うためにlibusb-0.1.12を移植していたのだが、オリジナルから持ってこれるだろう。
そのときにはlibpafeを外し、今回作ったドライバで置き換えてしまえる。
ありがとう、libpafeよ。

んで、最終的にやりたいのは、android.hardware.usbへの置き換え。
おそらく内部ではlibusbを使っているだけだと思うので、容易そうではないか。
午後からやってみるか。
まあ、やったとしても試せないんだけどね。

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