nRF5 SDK v11.0 alpha now available
ばーん!という効果音があってもいいくらい、大きいリリースだと思っている(まだα版だけど)。
nRF51822でS130v2を動かしたときに、SDK v10ではコンパイルが通らなかったからそのうちリリースされるだろうとは思っていたのだが、年内とは思わんかった。
正式版になるときは、nRF52のSoftDeviceのメジャーバージョンが付いたときか、nRF51 S130のメジャーバージョンが正式に上がったときかじゃなかろうかね。
詳細はリリースノート参照のこと。
私が気になったところだけ、ピックアップしてみる。
nRF51とnRF52の統合
まずは、これだ。
”Common SDK”と書いているし、そもそも機能が違うから全部は統合できないのだけど、BLEのCentral/Peripheralとして動くだけだったら、同じように使えるのかな?
せめて、S130とS132、S210とS212は同じソースだとうれしいな。
S110がサポート外
そして、これだろう。
nRF52にS110相当のものが無いからか、S110が対象SoftDeviceに入っていない。
残念な気もするが、今までSoftDevice/SDKの変更によってソースの修正がたびたび発生していたことを思えば、肩の荷が下ろせるかもしれない。
「Permanently removed support」って書かれると、寂しいものがあるがね。
softdevice_handlerのマクロとsd_enable()のラッパ
いきなり地味なものを選んでしまった。
S130を試したとき、sd_ble_enable()で与えるRAMのサイズが計算できないままだったのだ。
これでサイズが合わないと、実際にAPIを使うときになって、例えばAdvertisingの開始時に「メモリが足りん」というエラーが起きるのだ。
softdevice_enable_get_default_config()とCHECK_RAM_START_ADDR()かな?
BLE周りはAPIが追加だか変更だかになっているので、これを機にサンプルを見直した方がよさそうだ。
見直すと言えば、Bluetooth Developer StudioはまだnRF52向けは出ていないようだ。
まあ、S130でも動きそうなので、そこまで神経質にならなくてもよいのかな。
NFC関係
NFC関係が多い。
re-implementedということで、作り直したところも多いのだが、Type 2 Tagのパーサが追加されたり、NDEFメッセージビルダーなるものが追加されたりしている。
OOBのレコードを作るのも、簡単になるみたいだ。
それよりも気になったのが、Adafruit PN532シールドの移植だ。
PN532はUARTとかもサポートしてるのだけど、シールドとしてはI2CかSPIのようだ。
Arduinoのシールドだから、nRF51 DKやnRF52 DKにそのまま載せて使えるようにしたのかな?
でも、なぜ??
こういうのがまた流行るのなら、SonyさんにRC-S620/Sが載ったシールドとか出してほしいな。
技適のことを調べているときに、nRF51 DKやnRF52 DKも探してみたのだが、見つけられなかった。
となると、Arduinoのシールドが載せられるようなnRF51のボードは国内では売ってないんじゃなかろうか。
あるのかなぁ。。。
うちにはRC-S620/Sがあるから、ということで持ってないのだけど、やはりPN532は気になる。
PN532のシールドを載せて考えられるのは、nRF5がCentralになる場合だろう。
相手をBondingするとき、NFCペアリングなのであれば、自分がNFC R/Wにならんといかん。
うん、そういうことなんだろう。
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