この「PC/SCを試す」シリーズは、PC/SCを試しつつ、Type-Bのことを調べ、HCEへの応用も効くんじゃないかと考えているという、欲深い企画だ。
うまくいくだろうか・・・。
昔の記事があったので、リンクを載せておこう。
hiro99ma blog: PC/SC
2年半も前なのだが、適当に調べただけのようだ。
PC/SCは、なんとなくWindowsで動くというイメージしか持っていないが、そもそもどういうものか?
II.2.2.3 PCでのカード利用
こちらによると、「PC上でのスマートカードを利用するための標準」とのこと。
対象はスマートカードで、PC上で利用するのが目的だから、無線の規格とかそういうのではない。
なので、最後はアプリケーションを作るときのAPIに落とし込まれるのだろう。
PC/SCの仕様書は公開されていて、現在は2.01.14だ。
こちらが、Part1に載っていたアーキテクチャーの図。
- ICC
- Integrated Circuit Card
- 通称、スマートカード
- IFD
- Interface Device
- 通称、スマートカードリーダー
- ICC Resource Manager
- PC/SCの鍵となるコンポーネント
- ICCに関連したリソースを管理する責任を持つ
- SPE
- Secure PIN Entry
- ICC Aware Application
- 通称、アプリケーション
うーん、ピンとこない。
Interface誌2012年4月号を読むと、「アプリはリソースマネージャーからATRを受けとる」とあるので、アプリを作る人としてはリソースマネージャーと会話することだけ考えればよいのか。
ATRは、Answer-to-Resetの略。
似た用語が並んでいたので、並べておこう。
- ATR
- Answer-to-Reset
- RESETコンディションになったときの応答として、ICCによってリーダへ送られる
- ATS
- Answer to Select
- SELECTコンディションになったときの応答として、Type-AのPICCによってPCDへ送られる
- PICCはProximity IC Cardで、PCDはProximity Coupling Device。NFCで出てくる言葉。
- ATQA
- Answer to Request for PICC type A
- REQAコマンドに対して、Type-AのPICCによってPCDに戻される
- ATQB
- Answer to Request
- REQUESTコンディションになったとき、Type-BのPICCによってPCDへ送られる
この訳し方で合ってるのか?
ATRは接触型のカードで、それ以外は非接触型のカードを指しているように見える。
PC/SCをやりたいとなると、このページだろう。
スマートカード - EternalWindows
次回は、このサイトを参考にして、前回のCardStatusサンプルが何をしているのか読み解いていこう。
最初は模倣から始まるのだ(えらそう)。
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