あれだけ時間がかかったesp-open-sdkのmakeだが、いったい何ができたのだろうか?
追いかけるつもりはないので、ディレクトリの中身だけ眺めておこう。
ああ・・・Non-OS SDKを取り込んでいたのね。
他にも、crosstool-NGやxtensa-lx-106-elfなどコンパイラっぽいディレクトリがあるが、make後に出てきたメッセージではsdkディレクトリ以下に-Iや-Lするディレクトリがあると書かれていた。
sdkディレクトリの中は、Non-OS版と同じようなフォルダ構成になっていた。
こういうときは、WinMergeで比較だ。
えいっ。
差分なし。
xtensa-lx-106-elfをビルドするためにNon-OS版が必要だったということもないと思うので、単にAPIが使えるようにしてあげているだけかもしれん。
esp-open-lwipは、lwipのESP版なのか。
lwIP - A Lightweight TCP/IP stack - Summary [Savannah]
lwIPは使ったことが無いのだが、keilで使えるライブラリの一覧で見たことがある。
どうやら、Non-OS版で使われているらしい。
が、使われているということは、ライブラリがあるということだ。
Non-OS版のlibを見ると、liblwip.aとliblwip_536.aが入っている。
sdkと比較して差分がなかったということは、ビルドしてまったく同じものができたか、単にNon-OS版のファイルをコピーしたかだ。
まあ、後者だろう。
では、一体なぜ・・・とmakefileを眺めて、理由が分かった。
lwip: toolchain sdk_patch
ifeq ($(STANDALONE),y)
make -C esp-open-lwip -f Makefile.open install \
CC=$(TOOLCHAIN)/bin/xtensa-lx106-elf-gcc \
AR=$(TOOLCHAIN)/bin/xtensa-lx106-elf-ar \
PREFIX=$(TOOLCHAIN)
cp -a esp-open-lwip/include/arch esp-open-lwip/include/lwip esp-open-lwip/include/netif \
esp-open-lwip/include/lwipopts.h \
$(TOOLCHAIN)/xtensa-lx106-elf/sysroot/usr/include/
endif
そう、デフォルトであるSTANDALONE=yの場合のみビルドされるものなのだ。
STANDALONE=nの場合は、バイナリ提供されているものはバイナリのまま使う方式だと思うから、気にせずよいということか。
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