LLCPの実装サンプルとして見ていたnfc-smart-tag。
よく考えると、SecureURLなるものをやりとりするための端末だったはずだ。
しかし、SecureURLもよくわからんし、そもそも何するんだろうというところをわかっていない。
今日は早く帰ってきたので、その辺を見てみよう。
http://code.google.com/p/nfc-smart-tag/wiki/NfcSmartTag
まずは、ここから読み始めるといいらしい。
「digitally signed one-time URL」デジタル署名されたワンタイムURL、これをSecureURLを呼んでいるようだ。
このSecureURLをNFC搭載モバイルデバイスへ送ることができる端末、それがnfc-smart-tagなのだ。
NFCプロトコルは以下に対応しているとのこと。
- Android BEAM (SNEP over LLCP)
- Android NPP (NDEF Push Protocol)
- Tag Emulation
- FeliCa Push
今までNFCプロトコルについて書いたことがなかったので、簡単に書いておこう。
「私の認識では」の一文を先に書いておこう。
・Android BEAM
・Android NPP
どちらもAndroidのデータ方式だが、ここではBEAMの方がSNEPを、NPPの方はNPPを使うように書かれている。
私の認識では、NPPだけ搭載しているのがAndroid4.0より前の機種。
4.0以降はSNEPを搭載していて、なんか来たらSNEPで様子を見て、違ったらNPPでやってみる、という手順で動いてると思っている。
「じゃあNPPだけ搭載すればいいやん」となりそうだが、NPPはAndroid独自規格なのに対して、SNEPはNFC Forum規格なので、いずれはNPPは消えるんじゃないかなと思ってる。
・Tag Emulation
Tagのふりをすること。
NFC Forumでは「Card Emulation」と呼んでいる、あれ。
ソースを読む限り、Type 3 Tagのエミュレーションみたい。
NFC Forumとしてはエミュレーションがoptional。
RC-S620/SでType 3 Tag以外のエミュレーションができるのかは不明(できんと思う)。
・FeliCa Push
いわゆる「三者間通信」。
Faver1.5時代から搭載されているアドホック通信機能。
アドホック、というとわかりにくいが、データを送りつける機能だと思っている。
FALPではデータ交換が可能になるが、Pushはデータを送るだけだ。
送信されたSecureURLは、オンラインアプリからオフラインアプリまで可能にする。
・・・訳が怪しい。
「physical location」とあるから、物理的な場所と関連したSecureURL、ということか。
例が書いてあるので、読むとわかるかも。
- タッチによるチェックイン
- クーポン
- specialなofferにアクセス
- NFCタッチによる購入アクションへの承認
わかるような、わからんような・・・。
送られてきたURLはワンタイムであることが保証されるので、漏れたりしても大丈夫、ということなのかな。
パスワード、いや、パスワード以上の情報を持つことになるのかな。
にもかかわらず、端末操作を特にがんばらなくてもいい、というのがよいのかも。
サーバ、みたいな横文字が入ると私には訳がわからなくなってくるのだが、もう少しだけ見ておこう。
http://code.google.com/p/nfc-smart-tag/wiki/SecureUrl
これがSecureURLのページらしい。
SecureURLを作るのに、情報としては
- 64bitのstation ID(station、というのはnfc-smart-tag本体のこと)
- 32bitのカウント値
- (オプション)モバイル端末の64bit NFCID
がいるらしい。
おもしろいのは、NFCIDがオプション扱いということだ。
それ以外の情報も付加して、さらにセキュアに(なのかユニークになのか)できるようだ。
ここから先に、実際の実装方法が書いてあるが・・・もうよかろう。
あんまりサービス関係に興味がないので、ここまでだ。
あとは得意な人に任せよう・・・。
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