私ももう若くない。
いつ何があったとしてもおかしくないし、こういう生活をしているので他の人よりも体が傷んでいるような気はする。
かといって、それを甘んじて受け入れることもないだろう。
少なくとも、予兆くらいはわかっておいたほうがいいだろうし、周りも心の準備ができるというものだ。
では、予兆はどうやって知ればよいか?
毎日病院に行くわけにも行かないし、専属のドクターを雇うのも無理だ。
ならば、家で出来る範囲のことをやるべきであろう。
そんなわけで前置きが長くなったが血圧計を購入した。
単に買いたかっただけなのだが、なんか理由がないと自分を納得させられないから困ったものだ。
オムロンさんの、HEM-7250-ITだ。
AmazonのJoshinさんで、8500円くらいだったか。
近所のヨドバシで買うつもりだったのだが、まあそれはいいとしよう。
思ったより、小さい。
が、実家にあるのもこんなサイズだったか。
カフ(マンシェット)がけっこうしっかりしている。
2人まで計測記録でき、その切替はハードスイッチで行う。
ハードスイッチにするとコストが上がるのでソフトでやってしまいそうになるところを、ユーザの利便性を考えてハードスイッチにしたのだろう。
外部とのI/Fは、
- 矢印ボタン(左右1つずつ)
- 記録呼び出しボタン
- 測定・電源OFFボタン
- 時計設定ボタン
- ユーザ切替スイッチ
- USB miniB
- カフ取り付け口
- FeliCa Plug
だ。
そう、この子はFeliCa Plugを搭載していて、NFCでの通信ができるのだ。
いつの間にかここのブログはNFCのことを中心に書くようになったので、今回もNFCに関係することを書いておこう。
オムロンさんの「ウェルネスリンク」というサービスが関係してくる。
ウェルネスリンクにユーザ登録しておくと、血圧などの計測結果をウェルネスリンク上に登録・管理することができるようになる。
計測結果を通信するルートとして、
- パソコンとUSB接続し、インストールしたソフト経由でサーバに登録
- NFCで携帯電話と通信し、インストールしたソフト経由でサーバに登録
の2種類がある。
計測結果をネット上のサーバに置くことができると、いろいろとメリットがある。
- 計測結果が血圧計だけにあるわけじゃないので、ネットにつながれば見ることができる
- 血圧計本体に記録を持たせることになると「どのくらいの量を保持するべきか?」というメモリ容量を決定しなくてはならない。
内蔵FLASHなどに持つとしても、上限はある。かといって外部SDカードなどにすると扱いがそれはそれで面倒になるし、価格も上がる。
ネット上に置くことを前提にすることで、本体のメモリ容量をそれほど多くする必要がなくなる。 - データを保持したら、そのデータの見せ方も考える必要がある。
1年分は保持する、などとした場合、○月○日のデータにアクセスする方法を考えたり、データを消す方法を考えないといかん。
数値だけでなく、グラフで見たいと考えるようになると、液晶もグラフが表示出来るようなタイプにしなくてはならない。
ネットに置くのであれば、データの加工はネット側に任せて、本体は少量のデータを表示させる程度の機能で済ませられる。 - こういったもろもろのことが、開発工数を減らし、原価を下げることにつながる。
などなど。
ネットにつなげられないソフトばかり作っている身としては、うらやましいところである。
しかし、なぜUSBとNFCの2経路があるのか。
パソコンがあるなら、USBだけでいいやん。
そう思ったのだが、実際に血圧を測ってみるとそうでもないことがわかった。
- パソコンに電源を入れんといかん
- USBケーブルが邪魔
- 計測結果をサーバに置きたいだけなのに、パソコンもUSBもいるなんて・・・
そんな気分になってしまった。
まあ、うちなんかは家にいる間はほぼパソコンがついているからいいんだけど、Windowsばかり使っているわけでもないし、体調が悪いときだったらパソコンを使いたくもないだろう。
私はi-modeの使える携帯電話なのだが、それでも使うことができた。
iアプリDXをインストールしてユーザ登録しておき、アプリを起動したら血圧計にかざすだけ。
実に簡単だ。
血圧計は90回分まで記録するので、そう頻繁にサーバへアップする必要もないが、アップするとデータが見られるので、それはそれで面白いところだ。
さて、次にやるのはもちろん、PaSoRiでのアクセスだ。
それ以外なかろう?
NFCヘルスケアライブラリーを使うといいのだろうが、まあ勉強のためだ。
どうやって始めたもんだかなぁ。
もちろん個人で楽しむ分には問題ないと思います。
返信削除私としては、ライブラリの説明に「NDEF対応」とあったので、もしかしたらNDEFになってるのでは、という期待が大きかったのです。
返信削除そんな簡単なものでもなさそうだったので、深く入るのはやめておきました。