都内で、NFC勉強会が行われるらしいが、趣向が凝っている。
NFCタグを作ってみよう、というものだ。
なんと、コイルを巻くところからやるらしい。
普通の人だと作ったりできないんだろうな、と思い込んでいただけに興味深い。
(まあ、遠いからいったりしないのだが。)
さて、どうやって作るのだろうか?
周波数でアンテナの長さは決まる、という。
Wikipediaのダイポールアンテナについての説明があった。
4分の1波長らしい。
NFCだと13.56MHz。
速度と波長の関係は高校の授業で出てきた、v=fλ。vは速度、fは周波数、λが波長。
速度は光と同じだろうから、v=c=3.0x10^8 [m/s]。
周波数は、f=13.56x10^6[Hz]。
λ=v/f=(3.0x10^8) / (13.56x10^6) = (3.0/13.56) x 10^2 = 22.124[m]。
これの4分の1だから、5.53[m]・・・でいいのかな?
MIFARE Ultralight Cのシールを持っているのだが、これを見ると直径2.5cmの外周を8周くらいしている線が見える。
内側に行くほど短くなるが、無視して計算すると・・・62.8cm。
全然足りないじゃないか!
やはり計算が違うのか・・・。
通信ソサイエティマガジンという季刊誌の論文賞ページの2009年受賞RFIDタグ用アンテナ技術[pdf]に詳細に書かれている。
読んでも、正直なところよくわからなかったが、周波数だけでなく通信距離なども含めていろいろ考慮して考えられていることはわかった。
やっぱり、ちゃんとやってる人にはかなわんな、と思った次第である。
まあ、短くする技術はあるのだろうが、そうしない方法であれば5.53メートルでもいいんじゃないだろうか。
うちには長い線がないのでできないんだけどね。
おもしろい。私はAtmelのCryptoRFチップを持つ、けどアンテナがていない。
返信削除CryptoRFチップは、初めて聞きました。
返信削除これもおもしろいチップですね。