NFCでターゲットになるのと、カードエミュレーションするのは、ちょっと異なると思う。
ターゲットにならないとカードエミュレーションできないのだが、ターゲットになったからといってカードエミュレーションをする必要はない。
カードエミュレーションというのは、文字通り「カードのエミュレーションをする」ことである。
ターゲットというのは、単にイニシエータの対象になる側に回るというだけのことだ。
先日、Androidは250msごとにポーリングし、ポーリングし終わったらカードエミュレーションする、と書いたが、それはソースのコメントにそう書いてあっただけだ。
カードエミュレーションするのだったらターゲットになってるからAndroid Beamもやることができるだろうな、というだけであって、Android Beamをするためにカードエミュレーションをする必要はない。
NFC Forumの図でも、P2PとCard Emulationが別の柱になっているのはそういうわけである。
しかし、こちらの記事を読んだが、Google Walletってこれじゃいかんよなあ、と思う。
Google Wallet:使ってみました,CNET Brian Bennet氏体験記
なんというか、緊急通報でアプリが落ちる携帯電話、みたいな気分になってしまう。
考えが甘いところがあると、業界全体がだめになったりする。
それでも、できの悪いシステムはもうちょっとつるし上げられないといかんのじゃないか、という気にすらさせられるお話だった。
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