さて、ここからは手探りだ。
今まではAndroid向けに動かしていたので、シェルらしいシェルもない。
busyboxがあればいいのだけど、それではこのスペックにはもったいない気がする。
Qtを動かすのが目的なので、なにかウィンドウシステムがほしいところだ。
そんなわけで、Qtのビルドページを見てみよう。
http://processors.wiki.ti.com/index.php/Building_Qt
Qt Embeddedのソース、それとTIの提供するソフトウェアパッケージのリンクがある。
まあQtはいいとして、わからないのは残りだ。
DVSDK、PSP、GFX SDK。
順に見ていくか。
DVSDK
DVのSDK。
DVは「Digital Video」のようだ。
とりあえずSetup.binをダウンロードして、chmodで+xして実行させた。
すると、インストーラが起動して、自分のhome下にインストールされた。
PSP
http://software-dl.ti.com/dsps/dsps_public_sw/psp/omap3_00/03_00_00_04/index_FDS.html
Platform Support Package。
ここでダウンロードするのは、PSPのSDKみたいだ。
GFX SDK
http://software-dl.ti.com/dsps/dsps_public_sw/gfxsdk/3_01_00_06/index_FDS.html
OMAP3530には、POWER VR SGX Graphicsとか、DSPとかが載っているので、それを使うためのSDKなのだろう。
ダウンロードだけしてみようとしたが、my.TIの会員登録が必要そうだった。
うーむ、と思ったけど、とりあえず登録してダウンロードした。
と、ここまでやっていて思ったが、この「Building Qt」は、文字通りQtをビルドするための環境について書いてあるのか?
しかし、ARM用のQtライブラリなんてないだろうから、やっぱり自分で環境を作るしかないか。
気にせず続きを読んでいこう。
ここまでは単に、リンクはここにありますよ、だけで、これらをどうするのかは書かれていなかった。
ちょっと早まってしまったようなので、落ち着こう。
Setting up Target before Qt Build
Qtをビルドする前に、ターゲット環境の設定をしよう。
- PSPに、MLO、u-boot.bin、uImageとファイルシステムが入っている。
- Graphics SDK GSGをよんどけ?
PSPにファイルシステムは入ってるんだけど、ramdiskかnfsのなのだな。jffs2もある。
しかし私はSD上にパーティションを作って、そこに置いておきたいのだ。ext3とか4とかで。
まあ、何とでもなるので、ここは手順通りにやってみよう。
コンパイラは、やはりCode Sourcery。
注意書きとして「kernelやfilesystemをビルドしたのと同じバージョンを使え」とある。
PSPのManifest htmlファイルを見ると、2007q3を使っているらしい。
うちにインストールされているのは、2010.09-50みたい。
https://sourcery.mentor.com/sgpp/lite/arm/portal/subscription3057
あれ、でもPSPのPDFファイルでは、2009q1となっているな・・・。
どちらを信用したらいいんだ?
PDFには、PSPのバージョンが書いてある。
Manifestには、バージョンが書いていない。
よって、PDFを信じることにしよう。
2009q1も2種類あったけど、これはupdateの方にした。
Ubuntuでbinファイルを実行したら、dashはだめだ・・・っていわれた。
今までbashだと思い込んでいたが、実はdashだったらしい。
よくわからぬまま、コンソールに出てきたまま実行して、No、と答えるとbashになった。
bootargsは、動かすときに読めばいいや。
ここから先は、実際にQtのビルドになる。
ひとまず休憩だ。
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