2015/10/19

[勉]UWB

知らん言葉を調べるシリーズ。
そもそも「私が知らない言葉」なので、どこからそれを仕入れるかで煮詰まりつつある・・・。

今回は、UWB。


古川電工,26GHz帯を利用した障害物検出用UWB車載レーダーを開発 - クルマ - 日経テクノロジーオンライン

Wikipediaによると、Ultra Wide Band、の略らしい。
日本語だと「超広帯域無線」。
有線だと「ブロードバンド」という言葉があったが、あれの無線版だろうか。
WCDMAとかの速い通信は、Widebandだから、広帯域無線なのだろう。

基本的に、無線は1つの周波数で1つの通信しかできない。
だいたい、その通信で使える周波数の幅があり、その幅をチャネル単位で区切り、チャネル同士がぶつからないように気をつけるとか、同じチャネルだったら通信するタイミングがぶつからないように気をつけるとか、そういう配慮がいる。
だから、電波は共有財産だし、違法電波に厳しいのだ。

幅が広い=チャネルがたくさんある=チャネルを複数使って通信速度を上げる!、という構図かと思っていたのだが、下の記事を読むとそう簡単なことではないようだ。

あと、周波数が高いと距離が短くなるというか、エネルギーがたくさんいるから減衰が激しい、というのは世の常だ。
だから26GHzなんてどのくらい届くんだ?と心配になるが、30m以内とある。

 

UWB とは何だったのか(1)|Wireless・のおと|サイレックス・テクノロジー株式会社
UWB とは何だったのか(2)|Wireless・のおと|サイレックス・テクノロジー株式会社
UWB とは何だったのか(3)|Wireless・のおと|サイレックス・テクノロジー株式会社
UWB とは何だったのか(4)|Wireless・のおと|サイレックス・テクノロジー株式会社

過去形なのですが・・・。
記事は2013年と2年前なのだけど、なかなか面白い。
「そういえばWireless USBなんて話もあったなあ」と思い出してしまった。

これを読み終えてから気付いたのだが、最初のリンクは「レーダー」だ。
無線通信ではない!
ニュースの下にある関連リンクも、レーダーばかりだ。
やはり、UWBでの無線通信というのは過去形なのかもしれない。
「送信して反射波を受信する」だから、通信といえば通信なのかな。

 

エコー画像をやっていた経験からすると、周波数が高い方が分解能が高い。つまり、細かい。
超音波の場合には周波数と画像の深さ方向の正確さが直結する。
障害物の検知だったら、距離がはっきりわかりさえすればよいのかな?
準ミリ波帯パルスレーダ 「周辺監視レーダ」
同じ古河電工なのだが(あれ、日経テクノロジーの記事タイトルは「古川」になってる)、これはパルスドップラーで距離を測っているとのこと。
エコーも、血流の速度を調べるため赤血球にパルス波や連続波をあてて、それで速度を見るのだが、原理は同じ。
パルスを出し、そのパルスが戻ってくるまでの時間で距離を測る。
でも、電波って光速だから、そんなに時間の計測ができるほどの時間がかかるのだろうか・・・。
まあ、できるんだろうね。
だからこそ、これが成り立ってるのだろうし。

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